【時論】SONYウォークマンとアザラシ型ロボット・パロ=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.15 09:43
アイボ発売時、ある記者がSONY最高経営責任者(CEO)に高齢社会である日本のシルバー市場を狙って開発したのかと尋ねた。そのCEOは日本市場を狙ったのは当然のことで、これを越えて中国の巨大市場を目指していると答えた。2050年までに地球村で60歳以上の人口が11億人増加するが、中国をはじめとするアジアが65%を占める展望だ。
中国前漢時代、張騫が黄河を描写したことがある。崑崙山に源を発した黄河の水の流れが鹽澤という広野で痕跡をなくし、地下で何千里も潜流したあげく突然地上にほとばしり、とうとうたる勢いで8800里を進み海に流れるという内容だ。高齢社会を狙った日本のロボット産業が潜流の歳月を送ってほとばしる様子を思い浮かぶ。