【コラム】韓中同盟は可能なのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.15 08:43
韓国と中国が同盟を結ぶことはできるのか。韓米同盟や朝中同盟なら分かるが、韓中同盟という言葉は馴染みがない。馴染みがないという程度ではなく、とんでもないという声が出てきそうだ。ところが中国学界の一部では、中国が韓国と同盟を結ぶべき、または同盟に準ずる条約を締結するべきだという話が出ている。こうした主張をする学者を面々を見ると、ただ笑って済ませることはできない。
韓中同盟を初めて提起した人物は清華大国際関係研究院の閻学通院長(60)だ。中国の第4世代リーダーの胡錦濤時代には、外交策士として自由主義学派の学者が重用された。代表的な人物が元北京大国際関係学院の王緝思院長だ。習近平国家主席時代には現実主義学派の学者が浮上している。その中心に閻学通がいる。彼が書記長を務める世界和平論壇が2012年第1回大会を開催した時、当時副主席だった習近平が出席したのは偶然でない。