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超ドル高が直撃の韓国「ウォン」…戦争中の「ルーブル」よりも価値下落幅大きかった

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.19 06:43
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「キングドル」の威力が高空飛行している。17日(現地時間)、ブルームバーグなど主要外信によると、16日基準で主要6カ国比ドル価値を現わすドルインデックスは106ポイント線を突破して5カ月ぶりに最高値を記録した。米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利引き下げ時期がさらにずれ込み、米国と主要国の金利差が拡大する可能性があるという予想からだ。17日は105ポイント台まで退いて急騰傾向は一服したが、当面「キングドル」の勢いは続くという見方が優勢だ。

中でも韓国ウォン価値の下落幅が際立っている。主要31カ国通貨の対ドル価値の変化を意味する「スポット収益率」を比較した結果、今月12日基準で韓国ウォン価値は先月29日比2.04%下落した。31カ国のうち下落幅が最も大きい。同じ期間、戦争中であるロシアルーブル(-1.69%)やイスラエルシェケル(-1.54%)よりも大きく下げた。

 
ウォン安が進んだ背景としては、まず米国景気「一人勝ち」による好調に伴う超ドル高の流れと、日本円と韓国ウォンがともに価値下落(円安・ウォン安)を示している点が挙げられる。韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は最近「周辺国の通貨に対するプロキシ(Proxy・代理)となり、ウォンが我々のファンダメンタルズよりも過度に切り下げされた側面もあるのではないか疑っている」と指摘した。構造的要因も一役買った。韓国は対外依存度が高く、中東リスクのような外部変数の影響を大きく受ける。また、小規模開放経済国家の特性上、資本が自由に出入りして外為市場の変動性も高い。

しかも国内の株式市場で配当金が支給される4月以降は外国人投資家がウォンで受けた配当金をドルに変えるためウォン安を一層後押しする要因にもなる。毎年4月は企業の年間配当金支給額の60~70%が集中する時期だ。

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