ウォン相場・KOSPI・国債「トリプル急落」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.17 06:59
中東に続き米国が拡大した不確実性が16日に韓国の金融市場を襲った。株式・債券・ウォンが同時に急落する「トリプル安」が現れた。イランとイスラエルの対立にともなう不安が持続する中で米国の消費指標まで好調を見せ利下げ期待が低くなった余波だ。
この日ソウル外国為替市場でウォン相場は前日より10.50ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1394.50ウォンで取引を終えた。午前に一時1400ウォン台に達したりもした。取引時間中に1400ウォンを記録したのは2022年11月7日から17カ月ぶりだ。このようにウォン相場が急落すると外国為替当局も公式に口先介入に出た。韓国銀行と企画財政部は午後3時ごろ「為替相場動向、外為需給などに格別の警戒感を持って鋭意注視している。過度な外為市場の偏りは韓国経済に望ましくない」と明らかにした。