中東危機でウォン相場17カ月ぶりの安値水準
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.16 07:05
イランによるイスラエル空爆が呼び起こした「中東不安」に韓国の金融市場が揺れた。ウォン相場は17カ月ぶりに1ドル=1380ウォン水準を超え、KOSPIは0.42%下落した。米国と中東の変数にともなうドル高は当分続く見通しで、1ドル=1400ウォンに到達する可能性も大きくなった。外為政策当局は、必要な場合には安定化措置に出るとして市場介入を示唆した。
15日のソウル外国為替市場でウォン相場は前日比8.60ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1384ウォンで取引を終えた。終値基準で2022年11月8日の1384.90ウォン以来のウォン安水準だ。先月11日に1310.30ウォンまで上がったウォン相場は今月に入って35ウォン近く下がるなど急速に落ち込んでいる。