中国よりも低い株主還元率、コリアディスカウントをあおる(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2024.02.04 12:50
昨年末の「サンタラリー」後、新年に入ってから不振が続いていた韓国証券市場が久しぶりに笑った。2日の韓国総合株価指数(KOSPI)は2559.40で取引を開始し、前日より2.87%上昇した2615.31で取引を終えた。KOSPIの2600ポイント再突破は先月4日から1カ月近くぶりのことだ。特に低い株価純資産倍率(PBR)を示す銘柄を中心に投資需要が集まった。金融委員会が今月中に「企業バリューアッププログラム」を稼動し、低PBR銘柄の価値上昇を誘導することにしたことに伴う期待のためと分析される。
先月2日には新年の証券市場取引初日の行事に参加した尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が「任期中に『コリアディスカウント』を解消したい」と強調した。その後17日の民生討論会では小口株主の権利保護に向けた法改正とともに、低PBR銘柄の価値を高める「企業バリューアッププログラム」を用意する計画を強調している。韓国政府が企業を促してPBRを高めていくという意味だ。