尹大統領「相続税過度な割り増しでコリアディスカウント」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.18 09:14
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が17日、現行の相続税を「過度な割り増し課税」として改編の可能性を示唆した。尹大統領はソウルの韓国取引所で開かれた民生討論会で、韓国証券市場の低評価を意味する「コリアディスカウント」の原因として相続制問題に言及した。
尹大統領は「少数株主は株価が上がれば利益になるが、大株主は株価が大きく上がると多額の相続税を課せられる。そこに割り増し税まである。財閥や大企業でなくても多くの上場企業で株価が上がると家業継承が不可能になる」と話した。続けて「(そうなると)企業を売却しなければならなくなり、勤務者の雇用状況も不安になる。企業の技術もまともに継承され発展するのが難しくなる。そのため韓国にはドイツのような強い中小企業があまりない」と指摘した。ただ尹大統領は相続税改編が法改正事案であるだけに「相続税が過度な割り増し課税ということに対し国民的共感が必要だ」と前提にした。