韓国大手LGの相続紛争が開始…「題名もない内容証明」が届いた(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.13 10:43
LGグループで浮上したオーナー一家間の相続紛争をめぐり、財界内外では意外だという反応が出ている。特有の「人和」を強調する文化を土台に、比較的に無難に経営権継承過程を経てきたと評価されてきた大手企業で起きた未曽有のことだからだ。法廷攻防が長期化する場合、韓国国内4位グループの経営権をめぐる不確実性が大きくなりかねないという懸念も同時に出ている。
12日、中央日報の取材によると、LGグループオーナー一家の間に亀裂が生じたのは昨年からだ。LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長は昨年7月、具会長の母親のキム・ヨンシク夫人、妹のLG福祉財団のク・ヨンギョン代表とク・ヨンス氏側から初めて内容証明書類を受け取った。法律代理人も指定せず、題名もない内容証明だった。キム夫人側は、法定相続比率(配偶者1.5対子ども1人当たり1)によって相続をやり直す必要があると主張し、具会長はこれを受け入れ難いと答えた。ただ、他の要求事項があれば考慮するという意思は伝えたという。