【コラム】高齢者が高齢者に「老老相続」の急増=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.15 10:51
高齢化からもたらされたもう一つの問題は「老老相続」だ。80・90代の高齢の相続人が死亡した後、高齢者になった被相続人が財産を譲り受けることを意味する。高齢層の中で資産が留まり、消費と投資が萎縮する副作用を生む。
14日、国税庁によると、2021年相続税の課税対象財産を譲った死亡者(被相続人)のうち、80歳を超えた人は6427人だった。わずか2年間で68%増えた。関連統計の集計を始めた2007年(940人)に比べると、7倍程度に増えた。国税庁が集計した相続財産価額で計算すれば、13兆1356億ウォン(約1兆3600億円)に達する。全体被相続人で80歳以上が占める割合も2007年36.1%から2021年50.4%に増加した。相続財産が少なく、相続税を納めていない人をも含めれば、老老相続はこれよりはるかに多いものと推算される。