【時論】世界はSMR競争、韓国は予算全額削除(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.28 11:50
「小型モジュール原発(SMR)」分野で世界各国が競争している。昨年、欧州連合(EU)は原子力を環境にやさしいエネルギーを定義するタクソノミー(Taxonomy)に含め、21日には「Net Zero(炭素中立)産業法」を通過させながらSMRなど原子力産業支援を含めた。カナダのオンタリオ電力は米GEと日本の日立と共に開発したSMR「BWRX-300」建設計画を発表し、最近は3基を追加で建てることにした。米国最大の電力公企業TVAもBWRX-300導入のために投資を始めた。
脱原発を宣言して新規原発建設を禁止してきたスウェーデンは2045年までに原発10基を建設するという政策の大転換を宣言した。スウェーデンの原発事業者フォータムはSMR導入妥当性調査に入り、韓国が開発中の革新型SMRを含めた。ところが20日、韓国の巨大野党は革新型SMRの開発予算全額を削除した。世界的な流れとかけ離れた決定であり、炭素中立と未来産業を同時に逃す間違った決定だ。