タイヤを切る刃を3Dプリンターで修理…韓国の技術はどこまで
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.24 16:11
ハンコックタイヤ&テクノロジー(ハンコックタイヤ)の職員らは昨年、大田(テジョン)の韓国原子力研究院を訪れた。政府外郭団体の原子力研究院が世界で初めて「1メートルサイズ部品製作用粉末床溶融結合(PBF)3Dプリンター」を開発したと聞いた直後だった。
PBFは薄く広げた粉末にレーザーや電子ビームを精密照射して形状を作る。このようにすれば溶けた粉末を固体化して幾重にも積み挙げることができ、複雑な形状の精密部品の生産に有利だ。ただ、これまでPBF装備で製造できる部品の大きさは最大0.5メートルにすぎず、産業現場への活用には限界があった。