【コラム】韓日米と韓日中の両輪が「グローバル中枢国家」の追求力(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.04 15:03
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府の「グローバル中枢国家」実現のための外交的鮮明性が刻印された8月24日は韓中修交31周年記念日だった。過去30年間、韓中両国は政治・経済・文化など全分野にわたって緊密な交流と良好な発展関係を持続してきており、北朝鮮核問題解決に向けて共に努力してきた。
両国関係が全般的に発展してきたのは、地理的隣接性、韓半島(朝鮮半島)の平和および安定維持の重要性、経済的必要性、人的交流の拡張性、歴史・文化的背景などを主要因として挙げることができるだろう。反面、韓中関係が「戦略的協力パートナー関係」に格上げされた状況でも、北朝鮮が引き起こすさまざまな形態の挑発、韓中両国の歴史認識の違い、西海(ソヘ、黄海)で起きた各種事件などはその時その時の両国関係を梗塞させたり緊張を高めたりしてきた。特に2017年在韓米軍THAAD(高高度防衛ミサイル)配備を巡る利害衝突とこれを口実にした中国側の前例のない報復措置は韓中友好協力関係の根幹を揺さぶった。