米NSC「韓日米『1カ国に対する挑戦はすべてへの挑戦』と理解」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.22 16:57
18日の韓日米首脳会談で採択したコミットメントと関連し、キャンベル米国家安全保障会議(NSC)インド太平洋調整官は21日、「3カ国がそれぞれ署名した自発的措置で、文書を注意深く読んでみれば3カ国のうち1カ国に対する挑戦はわれわれすべてに対する挑戦という理解に基づいていると考える」と話した。キャンベル調整官はこの日米国務省がアジア圏のメディアを対象に設けた3カ国首脳会談と関連したデジタル会見で、「これが重要な認識だ。われわれはこの認識を基に前進するだろう」としながらこのように説明した。
コミットメントは、3カ国共同の利益と安全保障に影響を及ぼす地域の挑戦、挑発及び脅威に対する3カ国の対応を連携させるため、3カ国の政府が相互に迅速な形で協議することを約束する内容で、今回の首脳会談の成果文書のうち最も注目を集めた文書だった。ただし「3カ国は、安全保障上の利益又は主権を堅持するため、全ての適切な行動をとる自由を保持する」という前提を入れ。同盟公約や集団防衛公約のような「義務」とは異なる「約束」であることを明確にした。これは3カ国が安全保障協議体をめぐり「北大西洋条約機構(NATO)式の軍事同盟に進化しようとするもの」という中国の反発などを考慮してレベル調節をしたものという観測が出ている。