「韓国は中国と見えない戦争中」...中露の影響力工作に対抗するためには
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.26 10:27
テロ・犯罪・サイバー攻撃などさまざまな形態の非正規作戦を同時かつ複合的に展開するハイブリッド(hybrid)戦争。レッドラインを越えない曖昧な領域で、意図を隠しながら漸進的な方法で接近するグレーゾーン(grey zone)戦略。
中国・ロシアなどの全体主義国家が米国を中心とした自由民主主義陣営に対して行っている影響力工作を指す用語だ。これらの国家との目に見えない、宣戦布告のない「戦争」でいかに戦うかを模索する学術会議が開かれた。25日、韓国世界地域学会(会長チュ・ジュウ中国語学科教授)が開いた「全体主義国家の影響力工作の実態と私たちの現実」のことだ。
米国ホワイトハウスで大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を務めたハーバート・マクマスター氏は祝辞で「全体主義国家の目標は、同盟国をはじめとする協力国が内部から自由で開かれた社会を弱体化させること」とし「特に中国は取り込み(cooption)、強制(coercion)、隠蔽(concealment)の3C攻撃で自由世界を分裂させることができると信じている」と述べた。そのうえで「米国と中国の間の選択ではなく、主権と隷属の間の選択」とし「最善の防御は民主主義政府と法の支配、表現の自由の強化」と強調した。