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エリザベス女王、安倍氏の葬儀…中国特使を見れば「弔問外交」の等級が分かる(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.14 09:00
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今月19日(現地時間)、英国女王のエリザベス2世の国葬に続いて27日の安倍晋三元日本首相まで「世紀の葬儀」が立て続けに開かれて世界経済規模2位の中国がどの職級の弔問特使を派遣するのか外交界の注目が集まっている。

中国は自国に友好的な外国要人を称する公式称号「中国人民的老朋友(中国人民の長年の友人)」に該当するかどうかによって弔問儀典に差をつける慣例に従ってきた。まず、エリザベス2世と安倍氏はともに「中国人民的老朋友」ではない人物であるうえに、来月16日には5年ぶりに開かれる最大政治行事である中国共産党第20期全国代表大会(第20回党大会)を控えていて、権力序列7位、25位の政治局常務委員や政治局員を意味する最高位級特使は派遣しない可能性が高い。

 
すでに公式弔電も格を下げた。習近平国家主席は9日、英国国王のチャールズ3世に送った弔電を通じて「エリザベス2世は在位期間が最も長い英国君主として広くその功績を称えられている」とし「初めて中国を訪問した英国君主で、彼女の死は英国人民の巨大な損失」と淡々とした哀悼を表わすのにとどまった。

弔電は10日付の党機関紙「人民日報」1面右側の4番目に編集したものが掲載された。弔電上段に「朝鮮人民共和国(北朝鮮)樹立74周年祝電」「中国とアフリカ連盟の外交関係樹立20周年祝電」「アンゴラ新任大統領当選祝電」を編集して中国の外交優先順位を間接的に暗示した。

代わりに共産党内には職級はないが、序列8位儀典を受ける王岐山国家副主席を在北京英国大使館に派遣してエリザベス2世を弔問した。官営新華社は12日、王副主席が弔問録に「エリザベス2世は中英関係発展の推進者であり貢献者」とし「英国を訪問したさまざまな中国指導者を迎えて中英関係の発展に積極的に貢献した」と評価した。ロシア・クレムリン宮報道官が9日にプーチン大統領がエリザベス2世の葬儀に出席する方向は考慮していないとして不参加を予告したこととは違い、中国はまだ習主席の出席や特使派遣についても明らかにしていない。

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