「三角共助に没頭」と非難した金正恩、3カ月後にICBMで威嚇
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.16 17:58
韓米日三角共助を非難しながら核・ミサイル能力の高度化を宣言した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が16日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を撃ち武力挑発で威嚇した。韓日だけでなく韓米日密着に対する軍事的反発とみられる。
韓国合同参謀本部は北朝鮮がこの日午前7時10分ごろ平壌(ピョンヤン)近郊から東側に向け発射した長距離弾道ミサイル1発を捕捉したと明らかにした。合同参謀本部関係者は「ミサイルは高角で発射され北東に約1000キロメートル飛行した後、中国・ロシア国境近くの水域に落ちた。現在まで探知した根拠から火星17型と似ている」と伝えた。
北朝鮮がICBMを発射したのは金委員長の意志が反映されたものと分析される。これに先立ち金委員長は昨年末の労働党中央委員会第8期第6回全員会議拡大会議で「米国は、日本、南朝鮮(韓国)との三角共助の実現を本格的に推し進めながら、『同盟強化』の看板の下で『アジア版NATO』のような新たな軍事ブロックの樹立に没頭している。国際関係構図が『新冷戦』システムへと明白に転換され、多極化の流れがいっそう早まっている」と非難した。