「プーチン大統領、7年以内にベラルーシを吸収」文書暴露…露・NATOが立ち向かう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.22 07:09
経済的には、単一通貨、単一関税・税金体系などを目指していることが分かった。単一通貨はロシアのルーブルになる可能性が大きい。ベラルーシは現在、ポーランドとバルト3国の港を利用して輸出品などを運送しているが、今後はロシアを通じてのみ運送できるようにする案も盛り込まれた。キーウインディペンデントは「昨年、両国間の貿易は前年比3倍増加した500億ドル(約6兆7400億円)に達した」とし、「すでに海外市場を多く失ったベラルーシの経済はロシアにますます従属している」と指摘した。このほか、原子力発電システムを統合する内容などが盛り込まれている。
文化・メディア関連政策をロシア政府が統制するという野心もうかがえる。親ロシアの雰囲気を形成するためにモスクワに友好的な非政府機構(NGO)ネットワークを構築し、クレムリン(ロシア大統領宮)の意思に合わせたメディアを拡大するという内容だ。ロシア政府が描く歴史観で教育するという目標もある。ロシアの大学で勉強するベラルーシの学生数を2倍に増やすために支援を拡大するというのが細部計画の一つだ。現在、ロシアで留学中のベラルーシ大学生は1万2000人程度と把握されている。