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起訴された韓国下着企業前会長、北朝鮮から受け取った「800万ドル領収書」を検察に提出

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.06 11:51
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3日、韓国下着大手サンバンウルグループのキム・ソンテ前会長が外国為替取引法違反、政治資金法違反、横領および背任などの疑惑で拘束起訴され、主要当事者の対応に関心が集まる。

検察が北朝鮮に対する送金の第3者賄賂疑惑の立証に捜査力を集中し、当事者であるキム前会長とイ・ファヨン前京畿道(キョンギド)平和副知事、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表は各自生きる道を模索して忙しい模様だ。

 
先月17日の帰国当時、「李在明代表は全く知らない」と言ったキム前会長は、北朝鮮への送金関連の記憶を検察から吐き出した。検察がすでに把握した2019年1、4月のスマートファーム事業費500万ドル(約6億6000万円)代納を認め、「李代表の訪朝費用」の名目で2019年11月に300万ドルを追加で渡したと供述した。特に、キム前会長は800万ドルに対して、北朝鮮側から受け取った領収書まで検察に提出したことが分かった。朝鮮アジア太平洋委員会のソン・ミョンチョル副室長名義で発行された証書だ。

キム前会長の関心事は自身の背任・横領疑惑に対する防御に集中した。4500億ウォン(約477億円)台の背任疑惑は今回の公訴状から外されたが、2014~2022年サンバンウル系列会社の資金43億ウォン、2019~2021年グループ役職員名義で作った非上場会社の資金592億ウォンなどの横領および背任疑惑が適用された。検察は横領した資金の一部が対北朝鮮送金に使われたと疑っているが、キム前会長は「対北朝鮮送金には個人資金を使った」と主張している。

李代表に対する疑惑(第3者賄賂)の適用と有罪・無罪の是非に最も大きな影響を及ぼすのはキム前会長と李代表間の輪として名指されたイ・ファヨン前副知事の供述だ。李前副知事は、キム前会長と北朝鮮関係者が会ったほとんどの席に同席し、京畿道の対北朝鮮事業に関連した李知事名義の文書の決裁ラインに存在した。

李前副知事は2日、家族と弁護士に送った手紙で「サンバンウルとアジア太平洋平和交流協会のアン・ブス会長の対北朝鮮接触の過程を京畿道(イ・ファヨン氏)は全く知らず、対北朝鮮送金は秘密裏に行われた」と主張した。また「キム前会長に李代表と通話するようにあっ旋したことがない」と否認した。

李在明代表は「(サンバンウルは)下着を買ったことしかない」「キム・ソンテという方の顔も見たことがない」「検察の主張は小説」など全面否認戦略を貫いている。ただ、通話に関連して「誰かがお酒を飲んでいたところ、(キム前会長)電話をかわしてくれたという話があるが、覚えていない。お酒を飲んで電話することが多い」(先月18日KBS出演)と話すほどだ。

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    2023.02.06 11:51
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    海外逃避中にタイで逮捕されたサンバンウルグループのキム・ソンテ前会長が17日午前、仁川(インチョン)国際空港を通じて入国している。水原地検に移送されたキム前会長は現在、水原地検で取り調べを受けている。[写真 空港写真記者団]
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