「北朝鮮代納」韓国下着メーカー大手前会長のミステリー…「第3者賄賂罪になる可能性も」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.18 11:12
17日、韓国下着大手メーカー「サンバンウルグループ」のキム・ソンテ前会長が海外逃避8カ月で韓国に送還され、最も関心が集まっているのはミステリーに近い北朝鮮への送金疑惑が晴れるかどうかだ。キム前会長は共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表の弁護士費代納疑惑で捜査線上に上がったが、最近水原(スウォン)地検捜査チームは北朝鮮への送金ミステリーの究明に最も多くの資源と時間を投入してきた。その結果、検察はサンバンウルグループが役職員数十人を動員して韓国国内で両替した金を個人の所持品に隠して出国する「分割送金」方式で北朝鮮側関係者に渡した金が640万ドル(約8億2000万円)に達すると把握した。
まず拘束起訴されたアジア太平洋平和交流協会のアン・ブス会長の控訴状と最近の裁判では李在明道知事時代、京畿道の公式南北経済協力事業である「農林複合型農場(スマートファーム)」が問題の出発点として取り上げられた。この日開かれたイ・ファヨン前京畿道(キョンギド)平和副知事の賄賂および政治資金法違反疑惑裁判でも証人として出席したサンバンウルグループ前秘書室長A氏は「(サンバンウルが京畿道の代わりに北朝鮮にスマートファーム事業費)50億ウォン(約5億2000万円)を支援したと聞いた」と供述した。しかし、キム前会長とサンバンウル側が同事業費(約50億ウォン)を代納した過程と背景は、まだ完全に明らかになっていない。