「ロシアには有利」…ウクライナ、露ドローン撃墜するほど悩み深まる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.25 10:17
ドローンが戦争を変えている。ロシアによるウクライナ侵攻で目立つ変化の一つがドローンの活躍だ。ロシアは昨年2月の侵攻初期、タンクと装甲車を前面に出してウクライナ国境を越えた。ロシア側の名称「特別軍事作戦」を象徴する「Z」が表示されたタンクと装甲車はこの戦争を知らせる象徴だった。
しかし戦力上相対的に劣勢だったウクライナは予想外の善戦を見せた。特に戦線の各地でドローンを利用し、相当な戦果を上げた。ドローン部隊を運営していたウクライナ軍は戦争初期から米国やトルコなど北大西洋条約機構(NATO)加盟国が提供したドローンを積極的に活用し、ロシア軍のタンクと数百台の装甲車を破壊した。
米国がウクライナに提供したスイッチブレード(Switchblade)はバッグに入るほど小さいドローンだ。人命殺傷用として設計されたスイッチブレード300、タンク・装甲車打撃のために製作されたスイッチブレード600の2種類がある。スイッチブレード300の場合、長さ60センチ、重さ2.5キロほどで、最大15分、半径10キロまで飛行できる。大型の発射施設なく使用でき、戦場で活用しやすい。