【コラム】世界と遊離した「ガラパゴス宇宙探査」を警戒すべき=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.19 14:17
高校時代、「無限大」は定められた数字ではないが、どれほど大きな数字を無限大というのか実感がわかなかった。大学に入ってこのような混乱は整理された。アリが1年余りの寿命で休まずに動けばその距離が約7キロ程度だから、それより数倍も遠い距離はアリの観点では無限大ということだ。整理すれば、我々の関心の対象が存在する時間と空間の大きさを基準にして物理的な変化がそれ以上予想されない大きさが無限大であり、相対的な比較を表す数学的な概念だ。無限大に関する話をする理由は次の質問のためだ。
月までの距離約38万キロは我々が日常で扱う時間と空間の大きさと比較すると決して無限大ではない。しかし少なくとも8月5日以前まで韓国の人々にとって月は無限大にある存在だった。いくら月に行きたくても特別な技術がなければ不可能であるため、概念的には無限大の位置にあったからだ。特別な技術能力とは、宇宙ロケットと衛星開発能力、そして地上システム運営技術をいう。もちろん技術がなくても経済力が十分にあれば莫大な費用を支払って他国のロケットと探査船で月に行くことも可能だ。しかしこうした選択は宇宙技術の発展と国家の発展を結びつける機会を基本的になくすものであり、非常に浪費的な選択だ。結局、無限大の距離の月を接近可能な月に変えるにはいくつかの条件が必要だが、宇宙技術能力と必要な費用に対応できる財政能力の2種類だ。すなわち、十分な宇宙技術能力と経済力があれば、月探査を国家発展の手段として活用可能ということだ。もう韓国はこの基準を満たす世界7番目の国になったのだ。