【社説】核で威嚇する北との約束を守れという文前大統領
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.19 11:40
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が「9・19軍事合意」など過去の南北合意について「政権が交代しても当然尊重して履行すべき約束だ」と主張した。2018年9月19日に開催された3回目の南北首脳会談4周年を翌日に控えての発言だ。「忘れられた人」に戻ると言っていた文前大統領が自身の在任当時の業績を現政権は守れと要求しながら声を高めたのだ。「9・19軍事合意4周年記念討論会」に対する書面祝辞の形だが、前任の大統領として現政権に横やりを入れるような度が過ぎる行動だ。
文前大統領の主張とは違い、現在の朝鮮半島の安保状況は4年前に南北首脳会談を開催した当時とは全く違う。北朝鮮は7回目の核実験の準備を完了した状態であり、政治・安保的に危機状況が生じれば韓国に核兵器を使用できるよう法制化したと先週発表した。