韓国、物価上昇率6%に達する見込み
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.03 10:27
公共料金である電気料金とガス料金が1日から同時に引き上げられた。国際原油価格と有煙炭、液化天然ガスなど主要原材料価格がこの1年間だけで2倍近くに上昇した余波だ。産業通商資源部と韓国電力が1日に明らかにしたところによると、7-9月期の電気料金に適用される燃料費調整単価がこの日から1キロワット時当たり5ウォン上がった。今回の調整単価調整により月平均使用量307キロワット時の4人世帯の電気料金負担は月額で約1535ウォン増加する。
韓国電力は今回の調整単価調整とともにこの夏の猛暑が予想されることから7~9月に一時的に社会的弱者層の料金負担を緩和するため福祉割引対象約350万世帯を対象に割引限度を40%に拡大することにした。障害者と有功者、生活保護受給者など社会的に配慮が必要な層に対しては7-9月期の燃料費調整単価適用にともなう料金増加幅程度の限度である1600ウォンを追加で割引し月最大9600ウォンを割引する計画だ。
電気料金とともにガス料金も上がった。住宅用・一般用の民需用都市ガス料金がメガジュール当たり1.11ウォン引き上げられた。これは昨年確定した精算単価引き上げ分と今回決定された基準原料費引き上げ分などが反映された結果だ。都市ガス料金は発電原料の液化天然ガス(LNG)の輸入単価である「原料費」(基準原料費+精算単価)と卸小売供給業者の供給費用と投資報酬を合わせた「卸小売供給費」で構成される。