【コラム】韓国政府と国会、物価管理の意志はあるのか
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.06.19 10:20
このところどこを見てもみんな物価の話ばかりだ。高騰する物価も問題で、物価を抑えるための通貨政策も国民には問題になるほかない。そのまま貸付金利上昇につながり国民個人個人の負担として戻ってくるからだ。それでも耐え抜けば、この時間が過ぎれば良くなるという確信があれば少しでも負担を減らせそうだが、そうでもない。韓国政府は今年の消費者物価見通しを4.7%と大幅に引き上げた。昨年末の政府見通しだった2.2%より2.5ポイントも高めた。これは金融危機当時の2008年の4.7%から14年ぶりの高水準だ。
大統領も、政府経済トップも連日物価対策を強調している。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は14日、物価安定に向け政府の使用可能な対策を総動員するという意志を明らかにした。尹大統領が物価など民生対策を強調したのは今月に入りすでに4回目だ。16日には秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官、李昌ヨン(イ・チャンヨン)韓国銀行総裁、崔相穆(チェ・サンモク)大統領室経済首席秘書官ら財政・通貨・金融当局のトップが1カ所に集まり非常マクロ経済金融会議を開いた。