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文前大統領の儀典秘書官「北朝鮮の深夜軍事パレードは自分のアイデア」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.11 18:00
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卓賢民(タク・ヒョンミン)元大統領府儀典秘書官が、北朝鮮が2020年10月10日の労働党創建75周年の軍事パレードから4回連続で深夜に軍事パレードを行っていることについて、自分のアイデアだと話した。

卓元秘書官は10日、京郷新聞とのインタビューで北朝鮮の夜間軍事パレードと関連し「2018年に当時の玄松月(ヒョン・ソンウォル)三池淵(サムジヨン)管弦楽団団長と演出について多くの話を交わした。玄団長は演出専門家ではなかったが決定権限があった。最後に会った時に軍事パレードは夜にするよう私が話した」と明らかにした。卓元秘書官と玄団長は2018年4月に平壌(ピョンヤン)の柳京鄭周永(ユギョン・チョン・ジュヨン)体育館で開かれた南北合同公演をともに準備した。

 
卓元秘書官は夜間軍事パレードを提案した理由について、劇的効果と感動を高めるためとした。彼は「夜にやれば照明を使うことができ、それで劇的効果が演出される。見せたいところだけ明るく見せ、見せたくない部分は暗くしてしまえば良い。それで夜の行事が昼の行事より感動が倍加される」と説明した。

卓元秘書官はその後北朝鮮が夜に軍事パレードをやり続けているとし、「北朝鮮の演出が少しずつ洗練されつつある」と評価した。

彼は最近話題になった金正恩(キム・ジョンウン)委員長のミュージックビデオスタイルの軍事映像についても自身が影響を及ぼしただろうと話した。

北朝鮮は3月に新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「火星17」の試験発射に成功したとして金正恩委員長が演技をする映像を公開した。

緊迫したバックミュージックの中で格納庫が開き3人の男性が歩いて出てくる姿がスローモーションで写し出される。3人の男性が慎重に腕時計を見る画面が急速に入れ替わり首を縦に振るのを合図に超大型ミサイルが姿を表わす。

まるでマーベルシリーズのようなブロックバスター映画予告編やK-POPのプロモーションビデオを思わせるこの映像は朝鮮中央テレビが25日に公開した新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17型」の試験発射場面だ。

北朝鮮は通常ミサイル試験発射成功報道をする時は李春姫(イ・チュンヒ)アナウンサーが記事を朗読する中で空中に上がっていくミサイルとこれを満足げに眺める金正恩委員長の映像を出すスタイルだったが、破格な構成と派手な編集技法で差別化した。

これに対して卓元秘書官は「北朝鮮の朝鮮中央テレビが放映した新型ICBM『火星17型』の試験発射成功映像を見てちょっと笑った。金正恩ミュージックビデオのように演出した。そこに私が影響をちょっと与えたのではないか」と話した。

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