【コラム】生活の責任を負うと言いながら、いざとなれば手を引く政府=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.06 15:18
2017年5月に発足しながら文在寅(ムン・ジェイン)政権は5大国政目標の一つとして「生活の責任を負う政府」を掲げた。この国政目標の下▼誰もが享受する包容的な福祉国家▼国家が責任を負う保育と教育▼国民の安全と生命を守る安心社会▼労働尊重・男女平等を含む差別ない公正社会▼自由と創意があふれる文化国家--という5つを実践すると約束した。
政府が生活の責任を負うというスローガンは甘い誘惑だ。何でも助けてくれるような錯覚に陥る。貧富の差が広がり、二極化した社会で困難にぶつかった社会的弱者の階層は、こうしたポピュリズムのスローガンに誘惑されやすい。一般国民も判断するのが容易でない。