韓国大統領府と政権引き継ぎ委員会がまた衝突…次期韓国銀行総裁指名めぐり真実攻防
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.24 10:29
主要ポストの人事と青瓦台(チョンワデ、大統領府)移転問題をめぐり新旧権力が正面がぶつかる状況で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日、韓国銀行の新総裁候補として李昌ヨン(イ・チャンヨン)国際通貨基金(IMF)アジア太平洋担当局長を電撃指名した。青瓦台は「次期大統領側の意見を聞いて内定者を発表した」と明らかにしたが、尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領側は「青瓦台と協議したり推薦したことはない」と反論するなど180度異なる立場を出し双方の対立を増幅させる結果をもたらした。
人事協議の存在の有無から双方の主張は完全に交錯した。次期大統領秘書室の張済元(チャン・ジェウォン)室長は記者らと会い、「正式に次期大統領に推薦を要請し、受諾して推薦する方式の相互協議や手続きは全くなかった」と主張した。続けて「発表(午後0時10分)の10分前に電話がきて発表すると言われた。『一方的に発表するなら好きにしなさい。われわれはそんな方を推薦し同意したことはない』と話した」と明らかにした。