韓国新旧権力、初会合からすれ違い…人事権で衝突(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.17 10:43
16日に予定された文在寅(ムン・ジェイン)大統領と尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の昼食会が土壇場で取りやめになった。「87年体制」以降、現職大統領と次期大統領が会談を行うと予告した後に不発になったのは初めてだ。「権力交代期の新旧権力の衝突」という解釈が出てくる理由だ。
青瓦台と当選人秘書室はこの日午前8時、同時に「予定された文大統領と尹氏の会合は、実務的協議がまとまらないため日程を決め直すことにした」とし「実務次元で協議は引き続き進めていく予定」と発表した。昼食までわずか4時間を残した時点だった。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の李哲熙(イ・チョルヒ)政務首席と張済元(チャン・ジェウォン)当選人秘書室長がこの日の会合で議題となる内容を事前調整してきたが、それが終わらなかったというのが理由だった。日程を延期した理由と異見については双方ともに「非公開とすることで合意した」と言って沈黙している。「会合『白紙化』ではなく『延期』が正確な表現」という立場も同じだった。