「竜山構想は無理」「大統領選挙不服」…韓国新旧権力2回目の正面衝突(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.22 07:28
尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の「大統領室竜山(ヨンサン)移転」が21日に新たな局面を迎えた。これまで大統領室移転などは尹次期大統領と現在の与党である「共に民主党」の間の対立だったが、この日青瓦台(チョンワデ、大統領府)が「無理がある」として公開的に反対意思を表わしてだ。これに対し尹次期大統領側もすぐに「就任しても(政権引き継ぎ委員会事務室のある)通義洞(トンウィドン)で働く」として対抗し新旧権力衝突はさらに険しくなっている。
青瓦台の朴洙賢(パク・スヒョン)国民疎通首席秘書官はこの日開催された国家安全保障会議(NSC)拡大関係閣僚会議で「新政権発足までいくらも残っていない差し迫った期間中に国防部、合同参謀本部、大統領執務室と秘書室など補佐機関、警護処などを移転するという計画は無理な面があるとみられる」という結論を下したと明らかにした。前日に尹次期大統領が青瓦台の竜山移転計画を直接発表してから1日ぶりに出てきた正面からの反発だ。この日の会議は文大統領が直接主宰した。