【中央時評】大韓民国が具現しようとする日帝の百年大計
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.11 15:57
「朝鮮民主主義人民共和国は全体朝鮮人民の利益を代表する自主的な社会主義国である」。これは「社会主義地上楽園」の憲法第1条だ。「社会主義」は北朝鮮の憲法に35回も登場する。ところが「社会主義」の対蹠語の「資本主義」は南北の憲法をすべて見ても一度も登場しない。理由は明快で、資本主義は人間の本性に基づいて生じて、規定がなくても作動する自然な体制であるからだ。「人間の顔をした資本主義」も最小限の制度介入のみを要求するだけだ。これに対し社会主義は持続的な統制が必要となる。それで資本主義国家の大韓民国の憲法は臨時政府時代から簡単だ。「大韓民国は民主共和国だ」。
資本主義は法典でなく歴史の本が説明する。ブルジョアが欧州社会の絶対支配層になったのは19世紀だ。以前の支配階級の貴族は身分を世襲した。しかしブルジョアは世襲されない身分だ。誰でもブルジョアになることができ、その身分から外れることもある。その身分の維持の道具は資本だが、資本の確保には分析・予測・計画能力が必要だった。それでブルジョアに最も重要な相続道具は教育だった。