世界を魅了させた韓国コンテンツ「物足りない好況」…ネットフリックスが収益・人材を「暴風吸入」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.10 10:49
昨年『イカゲーム』と『地獄が呼んでいる』、今年『今、私たちの学校は...』。グローバルOTTネットフリックスを強打した「コリアンメイド」ドラマだ。ネットフリックスが制作費を全額支援したオリジナルドラマで、全世界で「K映像」の価値を高めた。課題も残した。収益の一人占めが問題だ。ネットフリックスなどが制作費を十分に支給するというが、興行で収益が急増しても韓国制作会社に対する「インセンティブ」はないといえる。業界ではIP(Intellectual Property・知識財産権)を海外OTTに譲り渡す契約自体も問題だと指摘する。昨年、この問題は国会国政監査にも飛び火しした。国会文化体育観光委員会のイム・オギョン議員は「『イカゲーム』に200億ウォン(約19億円)を支援したネットフリックスは3週間で時価総額が28兆ウォン増えた」と指摘した。
Kドラマの成功は歓迎することだ。だが、収益一人占めをめぐる論議やIPを譲り渡す契約は考えるべき問題だ。望ましい市場秩序は何だろうか。現場の声に耳を傾けてみた。