【時視各角】金正恩にはタイムテーブルがある
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.25 10:27
北朝鮮が年明け早々から4回連続で弾道ミサイルを発射し、ついには核実験・大陸間弾道ミサイル(ICBM)再開カードを切り出した。2019年2月のハノイでの米朝首脳会談決裂後の静中動に終止符を打ち本格攻勢に転換するという予告に聞こえる。北朝鮮のペースにより韓半島(朝鮮半島)緊張水準が揺らぐ状況が再演される可能性が大きくなった。
対北朝鮮問題に関する限り文在寅(ムン・ジェイン)政権の態度には驚くほどの一貫性がある。今回も例外なく「米国の関心を引くためのもの」「交渉再開に備え優位に立とうとする交渉戦略」という分析が高位当局者や与党指導部の口を借りて出てきた。親政権性向の専門家らの分析も大同小異だ。北朝鮮がミサイルを撃ちまくるので終戦宣言の必要性がさらに切実になったという付和雷同式発言も高官の口から公然と出ている。