「光州崩壊事故現場」タワークレーン21日解体…半径79メートルに避難令
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.20 16:57
光州市西区花亭洞(クァンジュシ・ソグ・ファジョンドン)のアイパーク崩壊事故直後に傾いたタワークレーンを解体する作業が21日に始まる。
光州市と消防本部などが参加した事故収拾統合対策本部は20日午前の定例記者会見で「タワークレーンの解体作業が21日午前8時から午後6時まで行われる予定」と発表した。
また、「転倒被害危険地域はクレーンから半径79メートルと設定された」とし「クレーン解体作業者を除き、危険半径以内のすべての作業者と住民の出入りを厳しく制限する」とした。
対策本部は解体するクレーンを中心に全方向を統制する方針だ。東側はアイパーク第2団地から第1団地まで、西側は既に避難令が出された住商複合マンション、南側はマンション新築敷地の空き地、北側は総合バスターミナル駐車場の一部まで。
対策本部は警察など関係機関と合同で、タワークレーン解体作業者を除くすべての人や自動車などの危険区域内の通行を遮断する方針だ。
タワークレーンが倒れた場合に備えて傾斜の値を随時確認し、クレーンが倒れた場合、避難警報アラームが鳴り、追加制御令が発動される。
タワークレーン解体作業の進行中は、救助隊の安全確保のため、行方不明者の捜索や救助作業も中断される。
タワークレーンは27トンに及ぶ錘、操縦室、クレーンのジブ(ブーム台)などの上端部のみ解体する方針で確定した。
相当な重さがある上部さえ解体すれば、建物の方に傾いたタワークレーンのマストのみ残っても更に崩落することはないという判断によるものだ。
タワークレーンの解体が完了すれば、週末の間に外壁の安定化など追加の安全確保を経て、来週初めに本格的に救助隊が上層部に残存する残骸に接近し、行方不明者5人を探す精密捜索が始まる。