尿素水時限爆弾、残りは1~2カ月分…最悪時は「配達網崩壊」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.08 06:56
尿素水の品薄が韓国の産業界全般に拡散している。産業の血管と呼ばれる物流網が打撃を受け、流通だけでなく自動車、鉄鋼、建設など産業界全般に波紋が広がっている。尿素水不足の解決が遅れる場合、トラック200万台だけでなく軽油車の生産ラインや建設現場がストップし、被害額の算定すら容易ではなくなるだろうとの懸念が出ている。
中国発の尿素水品薄は業種にかかわらず産業界全般に影響を及ぼしている。2年前に日本が高純度フッ化水素の輸出を中断した当時の被害が半導体産業に限定されたのとは異なる状況だ。まず尻に火がついたのは宅配と流通業界だ。7日の業界によると、新型コロナウイルス流行の長期化で配達量が増えている宅配会社と流通会社は尿素水確保戦に死活をかけている。運送を担当する車両の相当数が軽油車であるため尿素水が不足する場合には配達網そのものが崩壊しかねないためだ。
◇流通業界、物流車両運行できなければ配送に支障