韓国、医療対策のないウィズコロナ…専門家「感染者急増による医療崩壊も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.30 10:57
来月1日から段階的な日常回復(ウィズコロナ)が本格的に始まる。私的な集まりや営業時間の制限が大幅に緩和され、全面登校授業が再開される。2年近く続いた新型コロナとの戦争を終え、コロナと共存する道を進むことになった。専門家らは日常の回復を先延ばしできないと強調しながらも、政府の準備不足を心配している。突然の防疫緩和で感染者が急増する場合の対策がないという指摘が多い。中央災難安全対策本部は29日、「段階的な日常回復履行計画」を発表した。
中央災難安全対策本部の権徳チョル(クォン・ドクチョル)第1次長(保健福祉部長官)はこの日の会見で、「新しい日常の回復のために社会的距離体系を全面的に改編する」とし「これまでは感染者発生を抑えるための普遍的な規制を重視してきたが、これからは重症・死亡発生を抑制する方向に転換し、予防接種率の向上と未接種者、脆弱階層への伝播を遮断することに注力する」と明らかにした。