韓国、働く人口64歳から69歳に引き上げ検討…「60歳定年」も延長か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.14 07:33
韓国政府が「生産年齢人口」の基準を15~64歳から15~69歳に拡大する案に対し検討に入った。世界で最も速く高齢化が進んでおり、これからは「経済活動をする人」を64歳ではなく69歳までと見るという話だ。最近統計庁はこれを適用して初めて15~69歳を「生産年齢人口」として計算した見通しを出した。
企画財政部と統計庁など主要政府官庁によると、韓国の15~64歳の生産年齢人口は今後50年間で2000万人以上減少し現在の半分以下に減る。今後5年間で177万人が減るが、こうした減少幅は2年前に統計庁が予想したものより26万人多い。具体的には2020年の3738万人(総人口の72.1%)から▽2030年3381万人(66.0%) ▽2040年2852万人(56.8%)▽2050年2419万人(51.1%)▽2060年2066万人(48.5%)▽2070年1737万人(46.1%)まで減る。こうした人口の崖は「生産→雇用→消費→投資減少」という形で経済に影響を与え、韓国の経済規模は縮小することになる。