日本の次世代巨匠に会ったポン・ジュノ監督「ソン・ガンホがよろしくと言っていた」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.08 16:01
「数日前、俳優のソン・ガンホさんからメッセージをもらいました。濱口竜介監督に会ったらよろしく伝えてほしいとのことでした。『ドライブ・マイ・カー』が受賞したとき、カンヌ映画祭審査委員だったんです」。ポン・ジュノ監督(52)が日本の次世代巨匠、濱口竜介監督(43)に伝えた言葉だ。第26回釜山(プサン)国際映画祭(BIFF)開幕翌日の7日、釜山映画の殿堂では韓国と日本を代表する2人の監督によるスペシャルトークが行われた。
今年の映画祭で前売りオープンと同時に売り切れた行事だ。ポン監督の名声に加えて今年カンヌ・ベルリンを相次いで席巻して世界的巨匠として迎えられた濱口監督の新作も話題になった。ポン監督のように、これまで脚本まで自分で書いてきた濱口監督は今年第71回ベルリン国際映画祭で審査員グランプリを受賞した『偶然と想像』に続き、カンヌ映画祭で4冠に輝いた『ドライブ・マイ・カー』まで一度に2作品が巨匠の新作を紹介する「ガラプレゼンテーション」部門に招待された。『偶然と想像』は偶然に交差するさまざまな人物の物語を3本の短編としてまとめた作品だ。『ドライブ・マイ・カー』は村上春樹の2013年小説集『女のいない男たち』に収録された同名の短編を豊かな想像で色付けして上映時間179分余の映画に仕上げた。