【コラム】韓国映画を壊しかねない救世主
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.18 18:01
新型コロナウイルスで冷え込んだ旧正月連休の劇場街では、ピクサーのアニメ映画『ソウルフル・ワールド』が1位を走った。4日間に27万人を集め、1月20日の公開から動員160万人を超えた。これに対し韓国映画は年末から大規模な新作を劇場にかけずにいる。1月1日から2月16日までの韓国映画の観客シェアは10.9%で、米国映画の59.8%だけでなく、『鬼滅の刃』を掲げる日本映画の20.7%にも満たない。昨年の『パラサイト』の歓喜が色あせる。
劇場には行かなくても人々は韓国映画を見た。ネットフリックスで公開された『スペース・スウィーパーズ』が代表的だ。何度も公開を延期していたが2月5日に190カ国以上で同時公開され、当日の視聴1位を記録した。このように劇場公開を断念してネットフリックスでのオリジナル公開に転じた韓国映画は昨年の『狩りの時間』が初めてで、『ザ・コール』と『チャ・インピョはどこへ消えたのか?』が後に続いた。4月にはベネチア国際映画祭招待作『楽園の夜』が予定されている。