「すべては安部氏のシナリオだった」…菅氏は最後まで「マイナスの手」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.30 16:32
「これで決まった!」
29日に行われた日本の自民党総裁選挙を2日後に控えた27日午後、東京・衆議院会館の安倍晋三前首相の事務所に甘利明自民党税制調査会長が訪ねてきた。安部氏は自身の保守路線を受け継いだ高市早苗前総務相を、甘利氏は岸田文雄候補を支持している状況だった。2人はこの席で、総裁選が決選投票となった場合、岸田氏に票を集める案に合意したという。日本経済新聞は30日、この日の2人の会合現場を描写しつつ、「総裁選の結果は事実上、この日決まった」と報じた。
今回の選挙で岸田氏が世論の高い支持を受けた河野太郎行政改革担当相を抑えて次期首相になったのは、「安倍氏のシナリオ通り」だったと日本メディアが報じた。安部氏は今回の選挙で自身の宿敵である石破茂元幹事長と手を握った河野担当相を落とすために、内心では岸田氏を支持しつつも、高市氏を積極的に推したという。