【コラム】自営業者を2度殺す韓国政府の過剰鎮圧
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.30 15:26
今年7月14日、1年半以上も政府の営業規制に苦しんできた自営業者が車両デモに乗り出した。新型コロナ防疫規則を守るために深夜に一人で車を運転して集結した。しかし警察はこうした平和なデモを徹底的に防ぎ、過剰・違法鎮圧という反発を招いた。新型コロナ全国自営業者非常対策委員会共同代表のチョ・ジヒョン氏は当時の状況をこう伝えた。
「警察30個小隊が26カ所の進入路を遮断した。車両デモなので飛沫が伝播する懸念もないが、警察は団体性を帯びるという理由だけで無慈悲に防いだ。令状もなく車のトランクを捜索し、免許証を奪い、帰宅するよう話した。非常灯をつけた車はすべて写真を撮って共有し、進入を防いた。警察が車を撮影すれば運転手は萎縮するしかない。抗議したが、馬耳東風だった。デモ先導車両1台を警察30人が取り囲んで移動を防いだりもした。さらにぞっとするのは大学路(テハンノ)に追い出されたデモ車両を一列に並べた後、運転席の扉の前に警察を立ててデモ参加者が車から降りないようにした。トイレに行くのも防ぎ、数時間も車に閉じ込めた。家で寝かせてきた子どもが起きて泣いているという伝言を受けた女性デモ参加者が『帰宅するから退いてほしい』と話したが、警察は『またデモに合流する可能性がある』としてこの女性を車に閉じ込めたと聞いた。野蛮人もこのようなことはしない」。