【コラム】韓国の自営業者はK防疫のための奴隷なのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.25 11:41
自営業者が、自分たちは「K防疫」のための奴隷なのかと尋ねている。韓国政府がK防疫の成功を自慢しようと1年近く自営業者の営業を禁止し、片っ端から規制したがどんな成果を出したのかということだ。「自営業者はK防疫のための奴隷でしょうか?」というこうした内容の文は先月青瓦台(チョンワデ、大統領府)の国民請願掲示板に初めて上げられた。その後自営業者らはネットコミュニティなどでこの文を共有し、「K防疫のためにスケープゴートにされた」と自嘲している。
韓国政府でK防疫を「防疫成功」と同じ意味で使い始めたのは昨年3月ごろ、丁世均(チョン・セギュン)前首相が最初だ。当時米国や欧州で感染者が1日に数千人、数万人ずつあふれたが、韓国では100人未満にとどまっているとし、K防疫の「優秀性」を自画自賛した。だがそのK防疫の成果は韓国政府のすごい秘策ではなかった。ほぼ通行禁止に準じて移動を禁止された市民と営業を放棄させられた自営業者が犠牲になった結果だった。その間に一度も声を出せずに消えた自営業者も数多い。