韓国ドラマ『イカゲーム』…22カ国で1位(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.23 11:34
『イカゲーム』は、独特な設定のほか、現代社会への鋭い風刺が、人気に一役買ったと見られる。
人を平然と殺すが、ゲームの管理者は「平等」を強調している。「外の世界で不平等と差別に苦しんできた人たちだからこそ、平等に戦って勝つことができる最後のチャンスを与える」と主張している。しかし、彼らを監視し、コントロールするピンクの服の「覆面の男たち」の間にも明確な階級が存在し、その上にはゲームを設計した者たちが、別の位階で存在している。彼らの「平等」は「固定された階層の中での平等」にすぎない。『イカゲーム』は「乙(契約関係において甲の下に置かれた立場)の戦い」に過ぎなかった。しかし、劇中の「俺たち同士でこんなことしたらダメだろう!」というギフンの叫びは、切迫した「乙」たちの耳には届かない。