【コラム】配達労働者に暴言「科ジャン男」は韓国の自画像(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.03 13:42
韓国教育の焦点が入試に合わせられていることは大学入試に近くなるほどよりはっきりする。一時、学生の適性や品性などを考慮に入れた大学入試選考が導入されたりもした。だが、私教育効果や両親のバックグラウンドに伴う不公正が大きくなり、大部分が消えた。残ったのが高校内申と修能(大学入学共通テストに該当)だ。生活記録簿に教師が記入する欄があるが、これも入試に役立つかどうかが関心事だ。子どもたちは夜まで塾を転々とし、勉強で決められた序列を受け入れる。「勉強もできないくせに」といった本音を持つ若者がさらにいるかもしれないと思う背景だ。
◆競争してもスタートラインに違いが生まれることが知ってこそ