「看護師を派遣してほしい」 韓国、重篤患者2倍に急増…病院は悲鳴(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.29 08:22
首都圏のある公共病院は1病室あたり4人の感染者を入院させている。それでも足りずに駐車場の臨時病棟の一部を稼動し始めた。患者をさらに収容するようにとは言われるが、医療スタッフ不足でそれも不可能だ。ごく少数だけを残して大多数の医療スタッフと資源がコロナに集中しているが、すでに「能力超過」状態だ。もともと看護師が不足した状況で最近4人が辞めて医師1人が辞めた。病院関係者は「休日も正常勤務してコロナの対応にかかりきりになっている」とし「派遣人材を受けようとしても、彼らが適応するのに1カ月かかるため受け入れることができない」と話した。
京畿道医療院坡州(パジュ)病院は、新型コロナ病床116床のうち109床が埋まった。この程度ならほぼ満床になったと言ってもよいほどだ。半月前からこのような状況だった。退院してもすぐに埋まる。応急室だけ運営し、残りは新型コロナに集中する。この病院のチョ・ランヒ看護課長は「看護師はこの暑さに防護服まで着るため非常に苦しがっている。すでに疲労しているうえに、先が見えないためストレスがさらにたまる」と話した。チョ課長は「昨年は院内の空気を通じてウイルスが拡大するかもしれないと、エアコン・暖房機をつけないで乗り切った」と話した。