今度は新天地・太極旗のせいにもできない…消えたK防疫の魔法=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.15 07:42
「大統領職務肯定率は先週比8%ポイント上昇して就任後最低値を脱した。週末の間、首都圏の教会中心に新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)感染者が急増したことを受け、防疫の成否に関心と期待が寄せられた結果とみられる」
韓国ギャラップが8月21日に発表した8月第3週(18~20日)の世論調査報告書に含まれた内容だ。直前の調査(8月11~13日)で就任後最低値(39%)を記録した文在寅(ムン・ジェイン)大統領支持率は、肯定評価39%→47%、否定評価53%→44%と反騰した。サラン第一教会のチョン・グァンフン牧師が8・15集会開催を強行し、一日の感染者数が200人台に急増した点が支持率反騰の原因に挙げられた。当時与党からは「乱れない『K-防疫』が支持率の支え棒」という言葉まで出てきた。
だが、最近は違った。先週の調査(12月8~10日)で文大統領の職務遂行肯定評価(38%)は最低値を更新し、否定評価(54%)も最高値だった。肯定評価の理由として「新型コロナへの対処」項目を挙げた回答者の比率は2週で35%→27%→25%と下落した。感染者の急増と共に「K-防疫」の支持率「魔法」も消えた。(細部事項は中央選挙世論調査審議委ホームページ参照)