【コラム】コロナ第3波でのK防疫のみすぼらしい成績表=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.31 10:46
京畿道富川(キョンギド・プチョン)のある療養病院では、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の患者27人が病床の割当を受けられないまま待機中に亡くなった。防疫当局に病床を要請すると60代以上なので病床の割当は難しいという返事が返ってきた。韓国政府は常に余裕病床があると発表しているが、現場では病床を待っている途中で死亡する患者数が増え続けている。政府は今月18日から療養病院で死亡した患者は入院待機中に死亡した患者として分類しないことにしたという。
この冬のコロナ第3波におけるK防疫の成績表は惨めなことこの上ない。11月中旬から1カ月半の間に発生した新型コロナ患者数は約3万人に達する。それ以前までに発生した感染者数をすべて合算した数字とほぼ同じだ。まだ頂点がどこなのか分からないにもかかわらずだ。12月に入り、新型コロナ患者の致命率は2倍ほど高くなった。死亡者の半分以上は十分に治療を受けることができず死亡したものと推定される。彼らは病床がなくて入院できないまま亡くなるか、重病患者を診療することができない300病床未満の小さな病院で亡くなったためだ。