413日ぶりに帰ってきた金正恩委員長、コロナ・食糧難が深刻か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.28 08:35
27日午前10時、板門店(パンムンジョム)機械室。南北の担当者が直通電話の呼び出しボタンを押して受話器を取った。「よく聞こえますか」「よく聞こえます」と通話状態を確認する対話が交わされた。続いて南北の連絡代表部の役割をする連絡事務所の通信線は機械の点検後、午前11時4分から3分間の通話が行われた。韓国側連絡代表は「1年余りで通話が再開されてうれしく思う」とし、通信線が復元されただけに全同胞にうれしい便りを伝えられることを希望すると伝えた。
昨年6月9日に朝鮮中央通信社の報道を通じて南北のすべての通信線を遮断するという北朝鮮の一方的な発表があって以降413日ぶりだ。この日の通話で、双方は毎日午前9時と午後5時に定期的に通話する方式で通信線を維持することにした。韓国側の定期通話提案に北朝鮮側が同意したと、韓国統一部は明らかにした。統一部のイ・ジョンジュ報道官は「南北間の意思疎通が二度と中断せず、復元された通信連絡線を通じて南北間のさまざまな懸案を議論し、合意事項を実践していくことを望む」と述べた。