【コラム】東京五輪がほろ苦いスポンサー企業
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.22 11:35
サムスン電子とコカ・コーラ、P&Gなどいくつかの世界的な企業でマーケティングを長くしてきた役員が共通で自慢げに話す特別な経験がある。五輪とともにした記憶だ。1カ月またはさらに長い期間にわたり海外の大会開催地に滞在しながら各国の選手や、ボランティアメンバー、観客らと熱く交流し、ブランドを知らせた話を熱弁を吐きながら聞かせてくれる。
サムスン電子は世界的なブランドとして跳躍するまで五輪マーケティングの効果をしっかりと得てきた。1997年に国際オリンピック委員会(IOC)とスポンサーとしては最も高い等級であるワールドワイドパートナー契約を締結し、98年の長野冬季五輪から後援した。ワールドワイドパートナーは開催国だけでなく全世界で五輪を利用してマーケティングできる。2028年のロサンゼルス五輪までサムスンのメインスポンサー資格は維持される。