倒れる韓国保健所の職員…「コロナ激務に一人で6種類の業務抱え込むことも」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.28 11:00
韓国釜山(プサン)のある保健所で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)関連の業務にあたっていた看護職公務員が自殺をした事実が伝えられ、1年以上にわたる激務に苦しめられている防疫人材の状況が再び注目されている。
23日に遺体で発見された釜山東区保健所の看護職公務員Aさん(33)の遺族は業務上災害を主張している。業務負担でうつ病を発症し、自殺に追い込まれるまでになったということだ。Aさんは最近、コロナ感染者が発生してコホート隔離に入った釜山のある病院の担当者になったが、この過程で心理的にとても苦しんでいたというのが遺族の主張だ。Aさんは職員との対話でも「負担」「メンタル崩壊(精神的パニック状態)」「つらい」などの単語を使って厳しい状況を訴えていた。