韓経:HP、中国プリンター事業をフォックスコンに売却…韓国納品企業「寝耳に水」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.10 10:12
世界1位のプリンターメーカーのヒューレット・パッカード(HP)が4年前にサムスンから買い取ったレーザープリンター事業を台湾フォックスコンに売却することにし、事業所がある中国・威海に協力企業として進出した韓国の中堅・中小企業がパニックになっている。これまで設備投資を持続してきたがフォックスコンが一部部品の内在化に乗り出し経営悪化は火を見るより明らかになったためだ。少なくない韓国企業の工場が撤退するかも知れないとの懸念が出ている。
9日の部品業界によると、HPは中国・威海にあるレーザープリンター製造法人のHPPSをフォックスコンに売却することで最近契約を締結した。フォックスコンと米ジェイビル、中国レノボが競合する中でフォックスコンが選定された。HPPSはHPが2017年にサムスン電子から買収したレーザープリンター製造法人だ。この契約に精通した関係者は「フォックスコンが工場を買収して製品を生産した後、再びHPに供給する委託生産条件付き売却」と説明した。